2023年11月13日(月)に北海道更別農業高等高校で知財授業の講師を担当しました。
北海道更別農業高等学校
北海道更別農業高等高校は、帯広から車で40分の更別村にあります。
開校70年を超える歴史のある南十勝で唯一の農業学校で、周囲には実習用の畑などが広がっています。
当日は、農業科と生活科学科の3年生32名を対象に、3-4時限目に座学、5-6時限目にワークショップの流れで知財授業を行いました。
3-4時限目:身近な知的財産権に関する講義
事前の打ち合わせで、調べ学習で他人の著作物を扱う機会が多く著作権に対する関心が高いということでしたので、著作権のボリュームを多くして、知的財産権に関する講義を行いました。
調べ学習に関連する著作権の例外規定「引用」のほか、SNSで問題になりそうな画像の利用などの身近な著作権に関する題材を取り上げました。
また、卒業後は食品開発の仕事に携わる生徒さんもいる、とのことでしたので、お菓子やおにぎりなどの食品を中心に特許、意匠、商標などの例を紹介しました。
5-6時限目:ワークショップ&商標調査
午後からは、グループに分かれて、野菜を使った新商品とそのネーミングを考えるワークショップを行いました。
はじめのうちはアイデアがまとまらず苦労していたグループもありましたが、終わってみると全グループが時間内に発表用の資料を完成させていました。インターネットで情報収集しながらアイデアをまとめる姿と見事なタイムマネジメントに、「今どきの高校生」を感じました。
発表前には、J-PlatPat(特許情報プラットフォーム)を使ってネーミングの商標調査を実施して、商品開発の流れをひととおり体験していただきました。
発表会では、バラエティに富んだ個性的な新商品が発表され、ネーミングも覚えやすいインパクトのあるものだったり、ストーリーが感じられるものだったり、とても魅力的なものが多かったです。
真摯に取り組んでくれた生徒さんたち、会場のご準備から当日の運営までご尽力いただいた先生方に感謝いたします!
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