こんにちは!つじのか国際商標事務所のブログをご覧いただき、ありがとうございます。
先日、11月21日に北海道更別農業高等高校で知財授業の講師を担当しました。昨年に続き2回目です。
更別農業高等学校
更別農業高等学校は、歴史のある南十勝で唯一の農業学校です。
最近では高規格幹線道路が整備され、帯広中心部から車で20~30分で更別村に行くことができます。
今年は1年生39名を対象に、午前中は座学の講義、午後はグループに分かれてワークショップを行いました。
午前:知的財産権に関する講義
講義の前半は生徒さんたちの関心の高い「著作権」に関するお話をしました。
学校での活動やSNSで問題となりそうな注意点を伝えたり、著作権侵害が争われた実例をもとに、イラストがどこまで似ていると問題になるのかをみなさんに考えてもらいました。
講義の後半は、おなじみの商品を例に、特許権、実用新案権、意匠権、商標権が身近なもの活用されていることを紹介しました。実際に、特許権で保護されていたお菓子を食べてもらい、技術のアイデア(発明)によって、食べやすくおいしい商品が出来上がっていることを実感していただきました。
午後:新商品を考えて発表
午後からは、グループに分かれて、野菜を使った新商品を考えるワークショップを行いました。
新商品の内容のほか、新商品のネーミングも考えてもらい、そのネーミングが他人の商標権を侵害していないかどうか、J-PlatPatで調査も行いました。
子供が食べやすい形だったり、美容に良い野菜を使うなど、「だれに食べて欲しいか」を考えて商品を考えていたところが印象的でした。
また、一人一台タブレット端末を使用していたということもあり、J-PlatPatでの検索のほか、インターネットでのリサーチやプレゼン資料の作成など、情報ツールを駆使した進め方に感心しました。
授業を終えて・・・
授業中は、私からの問いかけに応じて手を挙げてくれたり、授業後には、著作権やどうして弁理士になったのか?といった質問をしてくれたり、感想を伝えてくれたり、生徒のみなさんには、積極的に授業に参加いただきました。
また、お昼休みには、手作りジャムの入ったいちごみるく、お土産に、生徒さんが育てたジャガイモ、トマトソースをいただきました。
ご参加のみなさん、先生方、ありがとうございました!
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