
料理教室やヨガ教室、オンライン講座、コンサルティングなど、自分の経験や得意なことを活かして新しい仕事を始めるとき。
「せっかくだから、覚えてもらいやすい名前をつけよう」
と、講座や教室にオリジナルの名前をつけることがあります。
お店の名前や商品の名前なら「商標登録した方がいいのかな?」と思っても、講座や教室につけた名前については、商標登録を考えたことがない方も多いかもしれません。
でも、その名前がこれからお客様に覚えてもらい、長く使っていきたい名前なら、商標登録についても早めに考えておくことをおすすめします。
今回は、講座や教室などにつけた名前と商標登録について考えてみたいと思います。
最初は小さな講座だったけれど…
例えば、こんなケースを考えてみましょう。
これまでの経験を活かして、少人数の講座を始めることにしました。
講座の内容を考え、オリジナルの名前もつけました。
最初は月に1回、数人を対象に開催していた講座でしたが、少しずつ参加してくれる方が増えてきました。
「遠方からでも受講したい」という声があり、オンライン講座もスタート。
さらに、「この方法を自分でも教えたい」という方が現れ、将来は講師を養成するコースも作りたいと考えるようになりました。
そうして同じ名前を使い続けているうちに、お客様にも少しずつ名前を覚えてもらえるようになります。
「あの名前の講座なら、○○さんがやっている講座」
そんなふうに、講座の名前がお客様にとっての「目印」になっていきます。
そして、その名前を使って、これからもっと活動を広げていくかもしれません。
それに備えて考えておきたいのが、商標登録です。
講座名や教室名も、大切な「商標」です
商標というと、商品名やお店の名前、会社名などを思い浮かべる方が多いかもしれません。
でも、講座や教室、コンサルティング、サロンなどにつけた名前も、お客様が「誰が提供しているものなのか」を見分けるための目印になります。
【🔗外部リンク:初めてだったらここを読む~商標出願のいろは~ | 経済産業省 特許庁】
例えば、
・料理やお菓子の教室
・ヨガやフィットネスのレッスン
・資格取得のための講座
・オンライン講座
・コンサルティング
・独自の○○メソッドや○○プログラム
などにつけたオリジナルの名前です。
その名前を見て、
「あの先生の講座だ」
「以前受けてよかったから、今度はこちらも受けてみよう」
と思ってもらえるようになれば、その名前には少しずつお客様からの信頼が積み重なっていきます。
講座や教室につけた名前も、商標登録することができます。
これからその名前を使い続け、お客様に覚えてもらい、育てていきたいのであれば、商標登録によって名前を守ることを考えてみてはいかがでしょうか。
【🔗商標登録の意味とは? 商標登録しないリスクを考えます。 - 【商標登録】北海道 札幌の弁理士|つじのか国際商標事務所】
商標登録は、できるだけ早めに
「まだ始めたばかりだから、軌道に乗ってから商標登録すればいいかな」
と思う方もいらっしゃるかもしれません。
でも、商標登録は原則として「早い者勝ち」です。
同一・類似の商標について複数の出願があった場合、原則として先に出願した人が商標登録を受けることができます。
そのため、自分がその名前を先に考え、使っていたとしても、「自分が先に使っているから大丈夫」とは限りません。
また、事業が軌道に乗ってから名前を変更するのは、思っている以上に大変です。
ホームページやSNS、名刺、パンフレット、看板、教材など、名前を使っているものを変更するには、時間も費用もかかります。
場合によっては、その変更にかかるコストの方が、早い段階で商標登録しておくためのコストより大きくなることもあるでしょう。
そして、何より大きいのは、せっかくお客様に覚えてもらった名前を変えなければならないことです。
時間をかけて名前を知ってもらい、
「あの講座なら○○さん」
と覚えてもらったものを、別の名前に変えて、もう一度覚えてもらう。
これは、お金だけでは測れない負担です。
だからこそ、
「人気が出たら商標登録しよう」
ではなく、
「この名前でこれから続けていきたい」と思った段階で、早めに商標登録を検討する
ことをおすすめします。
【🔗起業における商標登録の必要性とタイミング - 【商標登録】北海道 札幌の弁理士|つじのか国際商標事務所】
まだ名前を考えている途中でも大丈夫です
商標について相談するのは、名前が完全に決まってからでなければならない、ということはありません。
「候補が3つあって迷っている」
「気に入った名前があるけれど、商標登録できそう?」
「これからオンライン講座にも広げたい」
そんな段階でもご相談いただけます。
むしろ、まだ変更できる段階で商標を調べておけば、似た登録商標が見つかった場合にも、別の候補を検討したり、少し工夫したりする余地があります。
商標は、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」を使って、ご自身で検索することもできます。
【🔗外部リンク:J-PlatPat】
ただし、似た名前が検索結果に出てきたからといって、必ず商標登録できないというわけではありません。
反対に、まったく同じ名前が見つからなかったからといって、必ず登録できるとも限りません。
「似ているかどうか」の判断など、商標調査には専門的な検討が必要になる場合があります。
【いい名前が決まった!その後によくあるご相談 - 【商標登録】北海道 札幌の弁理士|つじのか国際商標事務所】
せっかく考えた、大切な名前。
これからお客様に覚えてもらい、長く育てていきたい名前なら、事業を始める準備の一つとして、商標についても早めに考えてみませんか。
名前が決まった後はもちろん、いくつかの候補で迷っている段階でも、お気軽にご相談ください。
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